医院ブログ

2015.05.23更新

横浜の希望ヶ丘デンタル(歯医者)院長の安田です。
インプラント周囲炎は感染症です。
インプラント体や、歯肉や歯槽骨などインプラントを支える歯周組織に、細菌が感染することで起こります。
天然歯に起こる歯周病と発生原理が同じであるため、
「インプラント周囲炎(インプラント)=歯周病(天然歯)」
と考えられています。天然の歯と同様に、ケアしないで放置してしまうと、周りの骨がなくなり、
最終的にはインプラントが抜け落ちてしまいます。

インプラント周囲炎の特徴

自覚症状がほとんどなく進行してしまう
本物の歯(歯周病)より進行しやすい
インプラントを支える骨や歯周組織を破壊する
重度になるとインプラントを摘出しなければならなくなる

また、歯周病で歯を失った人は、インプラント周囲炎の発生率が高いという報告もあります。
残っている歯が歯周病の場合、インプラントへの歯周病菌感染リスクが高くなってしまうのです。
長持ちさせるためにも、インプラント周囲炎の予防を心がけましょう。予防は毎日のブラッシングによって、
プラークを残さない状態を保つことが基本となります。
さらに歯科医院でセルフケアだけではゆき届かない部分のケアを受けることも重要です。
インプラント周囲炎には初期段階での自覚症状がありません。
たとえ異常を感じなくても定期検診を受けて早期発見・早期治療のためにメインテナンスを続けましょう。

投稿者: 希望ヶ丘デンタル