平成23年の死因別統計では脳血管疾患を抜いて、がん、心疾患につぎ第3位となった肺炎ですが、
その中でも7割程度の方が誤嚥性肺炎で亡くなられています。年齢別では、70歳以上では70%以上が、
90歳以上では95%近くが誤嚥性肺炎であると言われています。
高齢者において、唾液などの誤嚥により肺炎発症の危険性が高いことから、
口腔内環境の改善を進めて極力、口の中の細菌数を減らす必要があります。
そのためには、自身での食後の歯磨きに加えて、歯科医師や歯科衛生士による口腔ケアも重要になってきます。
また、歯がなく入れ歯も使用していなければ、食べ物を砕ききれずに口の中に食べかすが残ってしまい、
不要な細菌が繁殖し誤嚥性肺炎のリスクとなります。
予防法
口腔ケア
入れ歯の作製・装着(左右で噛めるようにする)
歯がなく入れ歯も使っていない方は、入れ歯を作り機能させることにより、
誤嚥性肺炎の予防に寄与するだけでなく、口腔内の環境を改善させ、ADLを高めることになります。
2015.06.25更新
誤嚥性肺炎の予防
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