「歯の本数で医療費に差が出る」というのはご存じでしょうか?
口の中が健康(残存歯が多い)だと総医療費が少なくなるというデータが、多くの研究機関から発表されています。
残存歯数『0~4本の人』の総医療費=約54万円/年
残存歯数『20本以上の人』の総医療費=約36万円/年
その差は18万円/年もの差があります。
参考:真鍋ら:残存歯数・歯周炎の程度と医科診療費との関連(平成17年香川県における調査結果)
また、歯を失う大きな要因の一つである「歯周病」に罹患した方においても、進行している人はそうでない方よりも歯科だけでなく医科の医療費も高くなることも報告されています。
歯周病菌が毛細血管に入ったり、唾液と一緒に体内に入って全身に悪影響を及ぼします。
結果として、「糖尿病」や「動脈硬化」や「心筋梗塞」等、医科全般の医療費が増えるというわけです。
糖尿病医療費が1.3倍、虚血性心疾患医療費が3.4倍になり、歯が少ないほど病になるリスクが高まります。
口腔内の健康維持が全身の健康につながり、生涯医療費を下げることにもつながります。
きちんと定期健診(メンテナンス)を受け、口の健康から全身の健康へつなげていきましょう。