医院ブログ

2016.03.15更新

かみ合わせは正しくできていますか?

 

かみ合わせの悪さは、胃腸などの内臓疾患や頭痛、肩こりなど、さまざまなトラブルを引き起こす原因にもなります。また、特定の歯にばかり負担がかかり、歯周病の原因になることもあります。 自分のかみ合わせに問題がないか、日本顎咬合学会の「咬合スコア」でチェックしてみましょう。

下記の6つの質問それぞれに対し、ほとんどない=0点、少しある=3点、ある=5点で計算し、合計を出します。

 

  1. かみ合わせの位置が定まらないと感じたことはありますか?
  2. 口が思うように開かなかったり、あごがスムーズに動かないことがありますか?
  3. かみ合わせの高さに不満を感じたことはありますか?
  4. 自分の歯並びが気になることがありますか?
  5. 歯ぎしりや歯を強くかみしめるくせがありますか?
  6. 左右どちらか一方でかむくせがありますか?

 

◇0~5点の方:今のところ、かみ合わせに特に問題はありません。

◇6~8点の方:かみ合わせに問題がある可能性があります。当医院を受診されることをお勧めします。

◇9点以上の方:かみ合わせに大きな問題が考えられます。一日でも早く当医院を受診されることをお勧めします。

 

※このチェック表で、すべてのかみ合わせの異常が発見できるわけではありません。また、チェック表で9点以上になった場合でも必ずしも治療が必要とは限りません。治療の内容などは一人ひとり異なります。健康なお口を維持するために、定期的に当医院を受診しましょう。

投稿者: 希望ヶ丘デンタル

2016.03.12更新

「歯ぎしり」は、自分ではなかなか気づかないものです。

睡眠中にギリギリと音をたてたり、カチカチとかみ合わせているのを周りから指摘されて気づくというのがほとんどです。歯ぎしりは、一緒に寝ている人などに迷惑を及ぼすだけでなく、歯ぎしりをしている本人の歯などにも影響があります。

歯ぎしりが起きるメカニズムは正確にはわかっていません。以前はかみ合わせの悪さが原因と考えられていましたが、最近は直接的な要因ではないとされています。ストレスとの関連が深いとされており、歯ぎしりをすることにより、不安や憂鬱を発散させているとも言われています。

歯ぎしりをする本人への影響ですが、歯は垂直の力には耐えられる構造となっているものの、歯ぎしりのような横からの力には弱くなっています。このため、歯ぎしりが長期間続いた場合には、歯と歯槽骨を結合する歯周組織が傷んでしまう恐れがあります。また、歯周組織の状態が良くても、歯ぎしりによって、歯が摩耗したり、咀嚼(そしゃく)筋や耳の前の顎関節に負担がかかることもあります。

歯ぎしり自体を止める治療法はまだ確立できておらず、歯ぎしりによる歯や顎関節への負担を減らすためにマウスピースをつけることが多くなっています。マウスピース自体では歯ぎしりを減らせませんが、上下の歯が直接触れないようにしたり、顎関節への負担を減らすことで、結果的に歯ぎしりが落ち着くこともあります。

また、ストレスをため込まないようにすることも、歯ぎしりの予防になりそうです♪

投稿者: 希望ヶ丘デンタル

2016.03.08更新

日本人成人の8割は歯周病もしくはその予備軍と言われています。

放っておくと歯を失う恐れもあります。歯周病予防には、毎日の歯磨きなど口内ケアに加え、定期検診を受け、歯垢(しこう)や歯石を除去することも必要です。

歯周病は、歯垢に含まれる歯周病菌が原因となります。歯周病菌が、歯を支える歯槽骨(しそうこつ)や、歯と歯槽骨を結ぶ歯根膜など歯の周りの組織を溶かし、そのために歯茎が腫れて出血し、最終的には歯が抜けてしまう病気です。

歯周病の初期には自覚症状がほとんどなく、自分が気づかないうちに進行してしまいます。下記のようないくつかの症状にひとつでも思い当たれば、歯周病を疑った方がいいでしょう。

 

1.歯を磨くと歯ブラシに血がついたり、硬いものを食べると血が出たりする(歯肉が菌に侵され炎症を起こしている可能性が高い)。

2.歯肉が赤っぽく腫れ、赤紫色になっている(健康な歯肉はピンク色)。

3.胃腸は健康なのに、口臭があり口の中がねばねばする(口内で歯周病菌が繁殖していると考えられる)。

4.昔に比べ歯が長くなったと感じる(歯周病で歯の周りの骨が溶け出しているとみてよい)。

5.歯肉が後退して歯の根の部分が露出している。

 

歯周病予防には毎日の正しい歯磨きが欠かせません。歯の表側だけでなく裏側もしっかり磨く必要があります。歯垢染色液を使って、磨き残し

を確認するのも有効です。また、毛先の開いた歯ブラシは早めに交換しましょう。

不明な点は当院にご相談ください♪

投稿者: 希望ヶ丘デンタル

2016.03.04更新

「80歳になっても20本以上自分の歯を保とう」という運動を推進している「8020推進財団」では、「お口の健康テスト」を行っています。

得点ごとのアドバイスもあって役立ちますのでご紹介します。

テストは次の10問。YES(ハイ)ひとつで1点。何点になるかチェックしてください。

 

1.毎年 1~2回、歯医者さんで歯科健診(口の健康 診断)を受けていますか?

2.歯医者さんで定期的に歯面清掃や歯石除去を受けていますか?

3.むし歯や歯周病などはすべて処置済みですか?

4.歯医者さんに通いだしたら、治療が完了するまで通い続けますか?

5.現在、28本のすべてが自分の歯ですか?

6.差し歯や入れ歯を含めれば、歯が28本すべて揃っていますか?

7.歯ぐきは歯周病もなく健康ですか?

8.歯並び、噛み合わせ、歯ぎしり、口臭などの悩みのない良好な状態ですか?

9.食後はもちろん、間食後も必ず歯みがきやうがいをしていますか?

10.歯ブラシだけではなく、歯間清掃用具も使っていますか?

 

いくつYESがありましたか?

 

下記のアドバイスを参考に今後のケアに努めてください。

1~2 点:口のことで気になっていることがあるはず。まずは歯医者さんへ行って歯の健康診断を受けましょう。

3~4 点:信号が黄から赤に変わった状態。このままでは口のトラブルが頻発するので、口の健康への関心を深め、生活習慣を見直しましょう。

5~7 点:口の健康に対する知識、関心を持ちながら、実践に結びつかない部分も。かかりつけの歯科医から最適な指導を受けて実行しましょう。

8~10 点:オーラルケア意識がきわめて高く、実行力にも富んでいます。8~9の方は、満点をめざしてください。8020の達成者になれます♪

投稿者: 希望ヶ丘デンタル