医院ブログ

2015.09.17更新

体の中で脳と歯・顎は極めて近い位置にあります。残っている歯が少ないと、脳が萎縮し、脳機能が低下すると報告されています。

 

ガムを噛むことで、脳の血流量が約28%増加し、脳の活性が高まるという実験結果があります。

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とてもいいことですが、これはいわゆる健康な方の場合!

健康な方、つまり奥歯で噛みしめる事が出来る人のことになります。

 

歯を失ったままにしている方は、

脳の活動量が異常に増え、

脳への負担が懸念される結果がでています。

 

しかし、そんな方でも、インプラントなどの治療をすることにより、健常者と同等の効率的な脳活動量を得る事が出来るのです。

 

認知症のお年よりを調べると、歯が少なくなってしまった人や、かみ合わせの悪い人が多いのです。逆に元気なお年よりには、自分の歯がたくさん残り、かみ合わせも正常な人が目立ちます。自分の歯でしっかり噛むことが、脳の老化を防いでいるわけですね。

 

会話を楽しみながら、なんでも美味しく食べられる!

社会性の向上とともに、認知症の予防にも関係しています。

歯は食べものを噛むために欠かせない器官ですが、噛むという運動が脳に直接的な刺激を与え、脳の発達を促し活性化するということが分かっています

投稿者: 希望ヶ丘デンタル

2015.09.10更新

現在日本人の歯を失う原因の大半は、むし歯と歯周病です。

 

この2つはバイオフィルム感染症と言われています。

 

では、バイオフィルムとは何なのでしょうか?

 

口の中にはたくさんの細菌や真菌がすみ着いています。

これらが集団を作ってヌルヌルした糊状の層となったものをバイオフィルム(細菌叢)と呼ばれています。

 

台所のシンクを掃除しないで放っておくとヌルヌルとしたものが表面につきますが、これもバイオフィルムの一種です。

 

歯の表面にへばりついてネバネバヌルヌルした白っぽいもの、つまり歯垢(プラーク)はまさに典型的なバイオフィルムなのです。

 

そのバイオフィルムを破壊するためには、まず、ご家庭での毎日の歯みがきです。

 

しかし、歯と歯の間や歯とハグキ(歯肉)の境目の溝などはみがきにくく、十分にバイオフィルムを壊したり、引き剥がしたりすることができません。

 

また、バイオフィルムの中の細菌が悪臭を放って口臭の原因にもなります。

 

そこで、定期的に、歯科医院で徹底的なバイオフィルムの除去=歯のクリーニングをしてもらうことが必要になってきます。

 

むし歯・歯周病で歯を失わないためにも歯科医院でのメンテナンスは大事なのです。

投稿者: 希望ヶ丘デンタル

2015.09.08更新

「歯の本数で医療費に差が出る」というのはご存じでしょうか?

 

口の中が健康(残存歯が多い)だと総医療費が少なくなるというデータが、多くの研究機関から発表されています。

 

残存歯数『0~4本の人』の総医療費=約54万円/年

残存歯数『20本以上の人』の総医療費=約36万円/年

 

その差は18万円/年もの差があります。

 

参考:真鍋ら:残存歯数・歯周炎の程度と医科診療費との関連(平成17年香川県における調査結果)

 

また、歯を失う大きな要因の一つである「歯周病」に罹患した方においても、進行している人はそうでない方よりも歯科だけでなく医科の医療費も高くなることも報告されています。

 

歯周病菌が毛細血管に入ったり、唾液と一緒に体内に入って全身に悪影響を及ぼします。

結果として、「糖尿病」や「動脈硬化」や「心筋梗塞」等、医科全般の医療費が増えるというわけです。

 

糖尿病医療費が1.3倍、虚血性心疾患医療費が3.4倍になり、歯が少ないほど病になるリスクが高まります。

 

口腔内の健康維持が全身の健康につながり、生涯医療費を下げることにもつながります。

 

きちんと定期健診(メンテナンス)を受け、口の健康から全身の健康へつなげていきましょう。

投稿者: 希望ヶ丘デンタル

2015.09.08更新

歯の黄ばみ、着色の原因は大きくわけて内因性の変色と、外因性の着色があります。

 

内因性の「変色」とは、歯そのものの色が変わってくることを言います。

虫歯によって部分的に白くなったり、茶褐色~黒色に変化したりします。

また、神経が死んでしまった歯(失活歯)は黒っぽく変色することがあります。

内因性の変色は、歯科医院での治療が必要になることが多いため、気になる方は

一度来院されることをお勧めします。

 

外因性の着色は、食べ物や飲み物、嗜好品によって歯の表面に汚れが付着することに

よっておこります。

着色しやすいものとしては、コーヒー、お茶、赤ワイン、カレー、タバコなどがあります。

ただ、こちらの食品やたばこを控えるようにする…というのは中々難しいと思います。

では、どうすれば着色がつきにくくなるかというと、

歯の表面をできるだけツルツルにすることです。

そのためには、以下のことに注意して、できるだけ予防しましょう。

 

・研磨剤の入った歯磨き粉を使用してゴシゴシ磨かない

着色をとるためにごしごし磨いてしまうと、いったんは着色もとれきれいに

なりますが、同時に歯のエナメル質を削って凸凹にしてしまうのです。

歯がざらざらしていたり凸凹になっていると、汚れが付きやすくなってしまいます。

 低研磨性の歯磨き粉を使用して丁寧に磨きましょう。

 

・鼻で息をする

一般的に口で呼吸している人はお口の中が乾燥するため、着色はつきやすくとれにくくなります。

なるべく鼻で息をする習慣をつけましょう。

 

定期的に歯科医院でクリーニングしてもらう

自宅でケアしていても着色を完全に防ぐことは難しいです。特にタバコによる着色は油性のため、

なかなかとれにくいです。

定期的に歯科医院で機械をつかって表面をツルツルにしてもらい、

その状態をなるべくキープできるよう自宅でケアすることをおすすめします。

投稿者: 希望ヶ丘デンタル

2015.08.18更新

気にならない程度の小さい範囲で歯が欠けてしまい、そのままの状態で放置してしまっている方は

いらっしゃいませんか。

 

歯の一部が欠けたまま放置をしてしまうと、次のようなリスクが考えられます。

 

・欠けた部分が拡大する

食事中、硬い食べ物が歯に当たることで、欠けた部分がさらに大きくなることも考えられます。

・虫歯になりやすい

欠けた部分に歯ブラシをあてることが難しくなるため、汚れが溜まりやすくなり、

虫歯になりやすいことが考えられます。

・ケガの原因となる

欠けた部分によって、唇や、舌、粘膜などを傷つけてしまうことが考えられます。

 

歯の神経が残っている歯で小さい範囲で欠けている場合、過去に歯の神経を抜いている歯、

外傷によって歯の神経が死んでしまった歯は、症状がでない場合があります。

痛みがなくても大きく欠けてしまい根の部分まで折れてしまっている場合は、

そこから菌が入って感染症を起こしてしまうことがあります。

 

早めに対処すれば、小さく欠けているところなら一回で詰め物をつけ、終われる場合もあります。

症状がなくても放置せず、早めに歯科医院で対処してもらいましょう。

投稿者: 希望ヶ丘デンタル

2015.08.10更新

夏期休診のお知らせ

8月12日(水)~8月16日(日)の間、休診日とさせていただきます。
8月17日(月)からは通常通りの診療を行います。
ご迷惑をおかけしますが、よろしくお願い致します。

投稿者: 希望ヶ丘デンタル

2015.08.03更新

皆さんは、お子さんの歯をいつから磨いてあげればよいかご存じですか。
お子さんの歯が生え始めたら、歯磨きのスタート時期です!
最初は歯ブラシで歯にやさしく触れる程度にして、お子さんに抵抗感をなくすことから始めましょう。
お子さんがスプーンなどを自分で使えるようになったり、ハブラシをしっかり持って
自分の口の中に入れることができたら、お子さん自身にハブラシを持たせてみましょう。
ただ、お子さん自身で綺麗に歯磨きをするのは難しいので、だいたい小学校低学年くらいまでは
保護者の方が仕上げ磨き、チェックをしてあげることをおすすめします。

―仕上げ磨きのタイミング―

食事のたびに、お子さんが歯磨きした後に仕上げ磨きをしてあげるのがベストです。
ただ、毎食後に保護者の方がチェックするのは難しいと思いますので、
夕食後やおやすみ前だけは必ずするようにしましょう。

―仕上げ磨きのやり方-

*前歯を磨くコツ
上唇の裏側にある上唇小帯(唇と歯茎をつないでいる筋)にハブラシが当たるとお子さんは痛がります。
上くちびるを持ち上げて、歯と歯ぐき(歯肉)の境目が見えるようにし、
ハブラシを持っていない方の人差し指の腹で上唇小帯を隠して、仕上げ磨きをしてあげましょう。

*奥歯を磨くコツ
奥歯はハブラシを奥から前に動かしましょう。特に、奥歯のかみ合わせは溝に歯垢(プラーク)が
残りやすい場所ですので気をつけて磨いてあげてください。
奥歯のほっぺた側は、口を大きく開けずに小さく閉じぎみに開けてもらうと、
ほほがゆるみみがきやすくなります。

歯磨き中に話しかけたり、数を数えながら歯磨きするのがおすすめです。
歯磨きの終わりがわかるとお子さんも頑張れます。
磨く力が強かったりして、ハブラシが歯ぐき(歯肉)に当たると嫌がるので、気をつけましょう。
仕上げ磨きが終わったらほめてあげ、歯磨きを楽しく習慣づけるようにしましょう!

投稿者: 希望ヶ丘デンタル

2015.07.22更新

本日は水曜日ですが、祝日の振替で診療しています。

予約も比較的取りやすくなっております。
診療希望の方はご連絡ください。

希望ヶ丘デンタル
043-744-5566

投稿者: 希望ヶ丘デンタル

2015.07.21更新

今使用している歯ブラシはいつ交換されたか覚えていらっしゃいますか??

毎食後、1日3回歯磨きをした場合、歯ブラシの交換目安は1ヶ月といわれています。1ヶ月経たなくても毛先が開いてしまったら、交換のサインです。

毛先は歯ブラシの命。
きちんとすぼまった毛先で歯の汚れや歯垢をかき落とすことができます。

毛先が広がれば、弾力性も汚れをかき出す能力も落ちてしまいます。
毛先が広がってしまうと歯にしっかり毛先が当たらないので汚れが落とせなくなってしまいます。

これは電動ブラシにも同じことが言えます。
電動ブラシのブラシ部分も広がってきたら交換しましょう。

また、すぐに歯ブラシの毛先が広がってしまう方は力を入れすぎてブラッシングしている可能性があります。
適度な力でソフトにブラッシングするよう心がけてみましょう。

目安として、交換時期は1ヶ月。
交換日のポイントは月始めと決めるとわかりやすいのでおすすめです。

投稿者: 希望ヶ丘デンタル

2015.07.13更新

虫歯ではないのに歯がしみることがあります。
その症状の多くは知覚過敏です。知覚過敏には次の原因があります。

歯ブラシの仕方
力を入れすぎたり、また毛先が硬いハブラシを使ったりすると、歯の表面を削り取ってしまいしみる原因となることがあります。

歯ぎしりや食いしばり
過度に歯にかみ合わせに力が入ることによって、歯の表面に亀裂が入り、知覚過敏が起きることがあります。

歯周病
歯周病によって歯茎が下がると歯の根の表面が露出してきて知覚過敏が出やすくなります。

自宅での対応

ブラッシング方法を改善する
歯ブラシの圧が強い場合は弱め、硬い毛先のものを使用している場合は適度な硬さのものへ替える。

知覚過敏用の歯磨き粉を使う
歯の神経を興奮しにくくさせて痛みを感じるのを抑えるという作用を利用しています。

自然治癒を期待する
唾液の成分や歯磨き粉のフッ素などによって歯の表面に再石灰化がおこったり、神経の防御反応で神経の周りに新たに壁を作ることによります。

歯科医院での対応

薬を塗る
しみ止めの薬を塗ります。繰り返し塗ることで効果を発揮します。

しみている部分を材料でカバーする
歯のくびれ部分が大きく凹んでいたりくさび状に欠けていたりする場合、樹脂の材料を詰めます。

かみ合わせを調整する
力のかかりすぎによって起こる知覚過敏に対してかみ合わせを調整することによってかみ合わせの調和をとります。

マウスピースを作る
歯ぎしり・食いしばりが原因の場合には、マウスピースを使用することによって歯を保護します。

神経を取る
これは最後の手段です。知覚過敏が日常生活に支障をきたすレベルで耐えられない場合には、神経を取ってしまえばしみなくなります。
ですが、歯は神経をとるともろくなってしまい、歯の寿命が短くなってしまうので、この方法は安易に行うべきではありません。

※多くの場合、かみ合わせが関与しており、総合的に判断していきます。また、歯がしみる場合は虫歯の可能性もあるので、歯科医院でチェックを受けましょう。

投稿者: 希望ヶ丘デンタル

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